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青梅,リハビリ,介護,デイサービス,片麻痺,高齢者,変形性膝関節症,認知症,脳梗塞,腰痛
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ここでは、50代男性(片麻痺)の方の通う前から現在までのお話をします。

 

【カラダラボに通う前の話】

遡ること約1年前、自宅でゆっくりくつろいでいたところ突然呂律が回らなくなり、目の焦点も合わず、その異変に気づいた娘さんと奥様が救急車を呼び、緊急搬送されました。診断は脳梗塞ということで、そのまま入院となりここからリハビリ生活が始まります。当初は口語訓練(発声や発語)を行い、毎日一生懸命リハビリに取り組んでいたそうです。それから半年近くが経ち会話もできるようになり、杖を使って歩くこともできるようになりました。しかし、入院の期限が迫り、退院した後はどういう風に生活していくのか?これ以上麻痺の状態はよくならないのではないか?というような不安を抱えていたそうです。


【カラダラボに通う直前の話】
退院してすぐにケアマネージャーさんと今後のことについての不安や悩みなどを相談したところ、ケアマネージャーさんからカラダラボを紹介されたそうです。どのような施設に通ったら良いのかもわからなかったため、念のためいくつかの施設のパンフレットやチラシを一通り目を通し、色々と考えていただきました。
その中で「カラダラボさんの雰囲気や、リハビリのやっている内容が一番良かった」ということで当施設を選んでいただくことになり、ここから私たちと利用者さまのリハビリが始まることになります。
契約を結ぶときは私たちも緊張します。
「今後のこと」「生活背景のこと」「病院でのリハビリはどんなことをしていたのか?」「どのようなリハビリをしていくのか?」様々なことを考えながら、しっかりと契約のお話をさせていただきます。
この段階でしっかりと利用者さまやご家族の意思を聞き取り、確認をしていかなければその後の結果が大きく変わっていきます。だからこそ、通所開始直前の担当者会議や契約の部分はとても力を注いでいくことになります。この利用者さまにも納得いただき、ケアマネージャーさんからも「信頼できますね」とありがたいお言葉をいただきました。

 

【カラダラボに通所を開始した当初の話】
通所開始当初の体の状態は、「肘は伸ばすことができない」「足の指もまったく反応しない」などというような状態でした。足に装具も装着していますので、どこまで運動ができるのかという不安があったそうです。リハビリに関しては麻痺の方を中心に機能訓練を行い、歩くためのバランス能力を向上させるために立った状態でのバランス訓練を行いました。最初は本当に軽い負荷ですが、ご利用者様は立って身体を動かすだけでも大変喜びを感じていました。

【体に変化が出た時の話】
最初に身体の変化が出たのは7回目ぐらいの時でした。
何度も何度もそれまで繰り返しリハビリを行っていましたが、変化という変化がでることはありませんでした。しかし、7回目の通所の時にそれは起こります。全く反応していなかった手首が、ご自分の力で動かすことができるようになりました。これにはご利用者様もスタッフも喜びました。今まで動かすことができなかった部分が自分の意思で動かせられるようになるというのは本当に嬉しいことです。とびっきりの笑顔で「動きましたね!」と仰っていただいたことは今でも忘れることができません。その後も肘関節が自分で伸ばせられるようになり、肩関節の可動域(動かせられる範囲)が広がったりと驚きを隠せない様子でした。
これにはこちらも涙ぐみながら「良かったですね、まだまだ頑張りましょう!」と言うのが精一杯でした。
リハビリを「諦めたい」気持ちと「諦めたくない」気持ちが退院してから常にあったことはこの時初めて知ることになりますが、動かせられるようになったことをきっかけに、「諦めない」という気持ちが芽生えたそうです。


【現在の話】
現在もしっかりと通所を続けています。その結果、通所当初より反応も良くなり可動域も更に広がりを見せています。介護度も良くなり、日々の生活もとても楽しそうにされています。「リハビリはきついけど頑張らないと!」と笑顔で話します。


【最後に。】
脳梗塞発症から現在もなお、ご利用者様は不安を抱いています。
それでも身体に変化が起きてくると自然と希望が見えてきます。
カラダラボは深い深い闇が続くトンネルに少しでも「希望の光」を差し込ませるために日々リハビリを続けていき、感動と希望が与えられるようにしています。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

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